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Robert Todd Carroll

SkepDic 日本語版
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マクロビオティックス macrobiotics

マクロビオティックスとは、生活の中で特別な食物を摂ることで陰陽のバランスを最適化しようというものである。マクロビオティックス運動は、1965年に禅のマクロビオティックス (Zen Macrobiotics) を出版したジョージ・オオサワ (1893-1966)が始めたものである。久司道夫がアメリカでこの運動を広めた。

オオサワは、食物にはがあり、食物は正しい陰陽バランスで摂るべきだと述べている。彼は精神分裂病が陰の病であり、分裂病患者には陽の液体を飲ませるべきだと主張している。久司は、ガンが``食事や環境によって長いあいだ酷使された身体が、防御反応を働かせるために起こる''などと述べている。いったい何を根拠にこうしたことが言えるのだろうか。

マクロビオティックス食事法が健康に役立つとしても、それは偶然である。なぜなら、マクロビオティックスは食物を物理的品質や栄養学的品質にもとづいて選んでいるのではなく、形而上学的特性で選んでいるのにすぎないからである。

マクロビオティックスの食事法は、主に全粒の穀物(whole grains、玄米など)や野菜、マメ類からなる。

関連する項目:代替療法 (alternative health practices)



参考文献

Barrett, Stephen and William T. Jarvis. eds. The Health Robbers: A Close Look at Quackery in America (Amherst, N.Y.: Prometheus Books, 1993). $18.87

Raso, Jack. Mystical Diets : Paranormal, Spiritual, and Occult Nutrition Practices (Consumer Health Library) (Amherst, NY: Prometheus Books, 1993). $18.17

Copyright 1998
Robert Todd Carroll

日本語化 10/20/99

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