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Robert Todd Carroll

SkepDic 日本語版
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ウィジャボード、コックリさん
Ouija board

占い心霊体験に使われる盤。ウィジャという名はフランス語(Oui)とドイツ語(Ja)のYesが語源である。ウィジャボードは、最初は室内ゲームとしてノベルティショップで売られ、アメリカ一般大衆に知られるようになった。ボードにはアルファベットとともに‘Yes’や‘No’、‘Good-bye’‘maybe’といった単語が刻印されている。ウィジャボードは、プランセット(三本足の指示盤)やある種のポインターを盤上で滑らせて使う。参加者はボードに質問をしてからポインターかボードを動かして、ポインターが“指し示す”文字を読み取る。指示された文字のスペルを読み取って、質問への解答とするのだ。参加者の中には、超常的・超自然的力が働いて答えが得られるのだと信じている人もいる。懐疑論者は、ボードの参加者は意識的あるいは無意識的に答えを得ているのだと信じている。これをこのことを実証するには、参加者は目隠しをして脇に信用できる人にいてもらい、その人に盤が選んだ文字を書き取ってもらうといい。結果は理解不能かつナンセンスなものになるはずだ。プランシェットが動くのは超常的な力のせいではなく、イデオモーター効果という、ポインターを動かす人が気づくことのない動きのせいなのである。イデオモーター効果はダウジングでも働く。

ウィジャボードはノベルティショップやおもちゃ屋などで一般的に売られているが、スージー・スミスは『ある霊能者の懴悔』(Confessions of a Psychic)の中で、ウィジャボードを使ったせいで自分は精神障害に陥ったと主張している。アメリカの精神科医カール・ウィックランド博士は『死者の中での30年』(Thirty Years Among the Dead, 1924)の中で、ウィジャボードを使うことによって“保護措置が必要となるほど深刻な精神障害が発生する”と主張している。たかがアマチュアが興味半分にオカルトに手を出したせいで、これほどのことが起きるというのだろうか?そうかもしれない、それほど懐疑的でなく、もともと少しばかり精神疾患を抱えていて、しかも暗示にかかりやすい人なら。だが、非常に知的能力が高く、それまで精神障害に罹ったことがない人であっても、ウィジャボードにはショックを受ける。こうした人たちは“交感”が無意識の思考を反映するイデオモーター効果のせいだということを、ほとんど説明できないからだ。こうした人たちにとって、イデオモーターによる説明は受け入れ難いものだ。その理由の一つは、“交感”が時として不愉快なものだったり、あるいは不親切なものだったりするからだ。不愉快な現象は、参加者のうち誰かが不愉快な考えを抱いているせいだとするよりは、邪悪な精霊のせいにしてしまう方が、心理的にずっと楽なのだ。また“交感”の中には、死への恐れのように希望よりも恐れを表現するものもあり、こうした概念は若者や感受性の鋭いような人たちにはきわめて現実感の強い鮮烈な影響を及ぼす。強烈なメッセージを受け取ってしまうせいで、メッセージの影響もまた強烈に現れるのだ。だが、ファシリテイティッド・コミュニケーションでの経験が示しているように、まっとうな人なら自分でも気づかないうちに、まっとうでない考えを抱いているものである。それに、人生を楽しむことができなくなるほど“交感”を深刻に受け取ってしまうという事実は、“無害なお遊び”とされているウィジャボードを避けるのには十分な理由となるだろう。だがしかし、ウィジャボードの結果すべてが自分の思っていることに違いないと結論づけるには、十分な理由とはならないのだ。



参考文献

    Randi, James. An Encyclopedia of Claims, Frauds, and Hoaxes of the Occult and Supernatural (N.Y.: St. Martin's Press, 1995). $11.96

Copyright 1998
Robert Todd Carroll
Last Updated 11/21/98
日本語化 04/14/00

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